~前回第13話までのレムナント~ 突然発情期を迎えたカイとルアードがしっかりと抱き合う姿を見届けて、部屋を後にしたダート。 本邸でジュダに事の次第を尋ねられ、カイとルアードが「魂の番」だったことを告げます。 しかしそれを聞いたジュダは「厄介な事になったな」と一言。 一族のなかでも最も血が濃いルアードとジュダ、二人ともが番を作った事は大変な問題だったのです。 ジークフリード家は歴史ある名家、ルアードとジュダには子孫を残す義務があります。 それがどちらも番を作ってしまったわけですから、叔父のトネリア卿は黙って ...