レムナント14話のネタバレと感想|急転直下!ダート絶体絶命か!?

    レムナント獣人オメガバースのネタバレ

    ~前回第13話までのレムナント~

    突然発情期を迎えたカイとルアードがしっかりと抱き合う姿を見届けて、部屋を後にしたダート。

    本邸でジュダに事の次第を尋ねられ、カイとルアードが「魂の番」だったことを告げます。

    しかしそれを聞いたジュダは「厄介な事になったな」と一言。
    一族のなかでも最も血が濃いルアードとジュダ、二人ともが番を作った事は大変な問題だったのです。

    ジークフリード家は歴史ある名家、ルアードとジュダには子孫を残す義務があります。

    それがどちらも番を作ってしまったわけですから、叔父のトネリア卿は黙っていないでしょう。

    それを聞いて真っ先にカイの心配をするダートを、ジュダはじっと見つめます。

    「これから少しばかり騒がしくなるかもしれん」と警告。
    戸惑うダートに、「お前は俺の『番』だ」と告げるのでした。

    とうとう腹を括ったジュダ。
    「俺は、お前を手放す気は無い」「お前を愛している」
    と、熱烈な台詞を連発!

    想いを伝えたジュダはすっかり開き直り、部屋で照れまくるダートを押し倒します。

    様々な事情からずっと素直になれなかった二人の、ラブラブいちゃいちゃがようやく見られる…!
    …と、期待したところでバロンが呼びに来てしまいました。
    いいところだったのに…。

    結局、ジュダはルアードの穴埋めに駆り出されてしまい、二人の甘い夜はお預けになってしまいました。
    二人の想いが通い合い、読者もほっとした前回。

    しかし、ダートは妊娠が難しい身体であることで、そのままジュダの腕のなかへは飛び込めない様子。
    そして、ついにトネリア卿が動き出す!
    「ごく潰しから清算していかなければな」
    その言葉の意味するところとは…!?

     

     

    目 次

    レムナント‐獣人オメガバース‐14話のネタバレ

    もうこれ以上ダートを苦しめないで!

    待ちに待ったレムナンの14話は、ジュダがダートの手をぐいぐいと引っ張っていく場面から始まります。

    あまりに性急なジュダに、ダートは照れながらも怪訝な表情です。
    ジュダが言うには、ルアードとカイの尻拭いのせいで、数日間休みなく働かされたとのこと。
    ということは、その間ダートとのHはお預けだったわけですね……納得。

    すっかり別宅にこもる気でいるジュダに、ダートは
    「お前に話があるんだ。それを聞いてから考え直した方が…」
    と再考を促します。
    しかしジュダは、別宅に戻ってから聞くとダートを離しません。

     

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    この状態のジュダと閉じこもっては、本当の事を言える自信はない――…。
    番との性行為は、身も心もどろどろに溶けてしまうほど甘く激しいもの。
    ダートの危惧は充分わかります。

    そりゃ言えないわ!

    そのまま流されてしまいそうなダートでしたが、
    「バロンに一声かけねーと!」といったんジュダの傍を離れます。
    なぜここでバロン…とまたも肩透かしを食らった感じですが、どうやらジュダの変わり様をバロンに相談したかったようですね。

    私たち読者はここまでジュダの想いも見て来ていますから、やっとという気持ちですが、ダートには雨嵐が突如として晴天になったほどのことだったかもしれません。
    バロンはダートが妊娠し難いという秘密も知っていますし、たしかに相談役にはうってつけです。

    しかし、捜しても捜しても、バロンは一向に見つかりません。
    そのうち、カイとルアードが番ったことを噂するオメガたちの声が聴こえて来ました。
    その慌てぶりに、「期待通りの反応」と笑いを堪えるダート。
    しかし、「こうなったらジュダ様が危ないんじゃない?」という言葉を聞いて青褪めます。

    「番になったくせに子孫を残さないオメガは処分される」
    「子供を産めなかったオメガが一族の誰かに暗殺された話聞くじゃない」
    と、恐ろしい事実が出るわ出るわ……。

    さらに、「どちらかが死ねば番は解消される」という、知りたくなかったことまで……!
    こ、これは、嫌な予感しかしない。

    あまりの衝撃に、走ってその場を逃げ出すダート。
    ようやく、ジュダの「騒がしくなる」という言葉の意味を理解します。
    その背後に、何者かが忍び寄る―――!
    ダートはハンカチのようなもので口を塞がれ、そのまま意識を失ってしまいました。

    倒れたダートを見下ろすのは、トネリア卿の従者。
    「あなたには、このまま黙って姿をくらませてもらいますよ」
    意識のないダートに、不穏な言葉を投げ掛けます。

    次にダートが気付いたのは、馬車のなかです。
    両手と首を枷と鎖で拘束され、容易には逃げ出せない状況です。
    さらに、薬を使われたのか、身体が思うように動かせないよう。
    目の前には、あのトネリアの従者がいました。

    「俺をどうする気だ。どこに向かってる!?」
    激しく問い詰めるダートに、従者は冷静に口を開きます。

    ダートがトネリアから温情をかけられていることを理解していないこと。
    トネリアがジュダの反抗に何度も手を焼いていたこと。
    遡って、ジュダの両親にも煮え湯を飲まされたこと。

    「これ以上、反抗の種を増やしたくない」
    というトネリアの考えを伝えました。

    「あなたは『ジュダ様の前から消えた』という事にさせて頂きます」
    その言葉を聞いて、ダートはトネリアの命令かと詰ります。
    しかし従者は、主人を助けるため、一存で動いていることを告げました。

    そして、ダートに使ったのが身体の自由を奪うものであり、いま馬車が走っているのが飢えた獣の多い山奥であることも教えます。
    ダートはもちろん、私も、これから起こるであろうことが想像されて青褪めました。

    馬車は無情にも停止し、ダートは外へと放り出されます。
    「すぐに獣の餌食となる」と言う従者に、自分が突然消えたらジュダが動くと言い返すダート。
    ですが、ジュダが気付いてトネリアのところへ行ったとしても、ダートがどうなったのかはわかりません。
    何故なら、トネリア自身もこの事実を知らされていないからです。

    絶望的な状況に、ダートは何も言えません。
    背中を蹴られて咳き込むダートへ、従者は非情な追い打ちを掛けます。

    「時が経てば、今回と同じように新しい相手も見つかる」

    番はアルファとオメガにしかない特別な絆です。
    しかし、どちらかが死ねば番は解消され、また別の誰かと番うことができるようになる……。
    ジュダにとって、ダートが特別なわけではないと従者は言います。

     

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    這いずりながらもジュダを想う、ダート

    ここで、場面は転じて本邸へ。
    本邸では、血相を変えてダートとバロンを捜し回るジュダがいました。
    ようやくバロンを見つけ出すも、そこにダートの姿はありません。
    バロンへ声を掛けてくると言ってダートが傍を離れてから、半日が経っていました。

    「俺から逃げたのか…?」と疑念が過ぎりますが、すぐさまその考えを否定します。
    すぐに出かけるというジュダに、バロンも異変を察知しました。
    ダートの身を案じるバロンに、「誰の仕業かは見当が付いている」と唸るジュダ。
    バロンにダート捜索の指示を与え、どこかへ消えてしまったダートへ想いを馳せました。

    一方、ダートは山のなかで、トネリアの従者に別れを告げられていました。
    もう会う事もないと向けられた背中に、「かわいそうに」と言葉を投げかけます。
    はじめは従者へ向けた言葉かと思いましたが、それはジュダのことを指していました。

    巨大で歴史もある一族、ジークフリード家。
    家の為と言いながら、ジュダの気持ちを蔑ろにし、番さえも知らないうちに奪われてしまう。
    「アイツはこんな家には勿体無いな」とダートは言います。
    どちらかが死ねば番は解消される。
    番がその程度の繋がりなら、「そんなもん、すぐに解消してやる!」と啖呵を切りました。

    「例え俺が死のうと、アイツは絶対に俺を諦めたりしない…!」
    「この気持ちは俺達の中から生まれたものだ。『番』だからじゃない」
    そしてダートは、ジュダをこれ以上誰にも傷つけさせないと宣言したのでした。

    カッとなった従者は、再びダートに蹴りを喰らわせます。
    ダートの言葉を強がりと切って捨て、馬車でその場を去りました。

    馬車が遠ざかったあと、ダートは這いながらジュダの元へ戻ろうとします。
    しかし、そこは見たこともない荒れた道。
    戻れる保証はどこにもありません。

    這いずりながら、ダートはジュダのことを想います。
    怒っているかも知れない、逃げたと思っているかも知れない……。
    そして、
    「アイツは怖がりだから、俺の事も探さないかもしれないな」と苦笑します。

    ―――それなら、俺がお前の所に帰ってやるよ

    ダートの静かな決意で、14話は幕を閉じたのでした。

     

     

    極限の状態で見つけた本当の気持ち 14話 感想

    もう、もう……泣きそう。

    この一言に尽きます。

    本能のままに番ってしまった二人。
    そのうち、ジュダを好きになってしまったダート。
    しかし、妊娠し難い身体でジュダの傍にいられないと苦しんできました。

    ジュダもまた、番にしたいと願った少女を失ったことで、恋愛から距離を置いていました
    本心ではダートを憎からず思っていながらも、つらい過去がジュダを縛ってきたのです。

    そんな二人がようやく心を通わせ始めたところで、この事件!
    思わず作者様に「なんでどうして」と詰め寄りたくなります。

    これ以上、二人を引き裂くようなことはやめてー! と叫びたくなります(´;ω;`)

    鍵は、ジュダがどうやってダートを見つけるかでしょう。
    ダートが捨て置かれた場所は、本邸から馬車を10時間以上も走らせた場所。
    ダートが自力で戻るのは難しいでしょう。

    一方、ジュダはトネリアを問い詰めるでしょうが、トネリアは何も知りません。
    獣人として、ダートの匂いを辿れるのであれば、あるいはダートを見つけることができるのかも。

    それにしても、今回一番引っ掛かったのが、トネリアの従者がダートに言った言葉です。

    「時が経てば、今回と同じように新しい相手も見つかる」

    以前、ジュダが番になろうとした少女が自殺した話を聞いたとき、私は違和感を覚えました。
    ジュダ以外の男のもとへ嫁ぎ、その子供を妊娠し、それを苦に自ら命を絶ってしまった少女。
    たしかに、好きではない男に抱かれた事実は、堪え難いものでしょう。

    しかし、少女はジュダが好きになったひとです。
    ダートやジュダの母親から予想するに、ジュダの好みは強い意志を持つ人物ではないでしょうか。
    そうすると、少女は半ば覚悟して、知らない男の元へ嫁いだはず。
    妊娠した姿をジュダに見られて自殺するよりは、思い切ってジュダの元へ飛び込むか、ジュダの為にきっぱりと別れを告げて子供を育てる、という方が想像しやすかったのです。

    もしかすると、今回のように、少女はトネリアの従者に手を回されてしまったのかもしれません。
    直接手を汚さずとも、少女がそうしてしまうように仕向けたのかも……。
    と、深読みは留まるところを知りません。

     

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