【5人の王】24話ネタバレと感想!アージェントを想い、手を伸ばした先には

    5人の王24話のネタバレと感想

    前話(23話)までの『5人の王』あらすじは、、

    キスを繰り返したあとで、青の王であるアージェントに「遊びだ」と言われ、傷ついた緑の王セージ。

    また、王宮を抜け出して来たソーサラーを青の王が甘やかすところを見て、自分が王になった孤独を感じ、嫉妬に苦しみます。

    すっかり落ち込んで部屋へと戻るセージを待っていたのは、側近のグリニッジ。

    青の王に弄ばれていると知りながら、彼を慕う気持ちを止められないセージは、制御できない自分の感情に慄きます。

    見上げたグリニッジの深い青い目を、青の王の目と重ねたセージは手を伸ばして懇願します。

     

    置いていかないで…

     

    そうして唇を重ねた二人。

    そんな衝撃的なコマで『5人の王』23話は終わっていました。

     

    ええっ、どうなるの!?

    まさか、まさかだよね…?

     

    と、疑心暗鬼になりながらこの最新話を待っていた方もいるのではないでしょうか。

     

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    目 次

    『5人の王』24話ネタバレと感想

    胸にはっきりと浮かび上がった緑のティンクチャー

    『5人の王』24話の冒頭、しっとりとした雰囲気のなか、セージは誰かの腕のなかで目を覚まします。

    もちろん、裸です

     

    人肌に驚いたのか、飛び起きたセージが目にしたのは、緑の羽のティンクチャーを胸に浮き上がらせたグリニッジでした。

     

    宮殿に仕える侍従は、王の命令に背けません。

    拒否権のないグリニッジを慰みものにしてしまった…。

    自分のしたことを悔いたセージは謝罪しますが、当のグリニッジは「緑の宮殿の者になら、好きなようにされてかまいません」とあっさりした反応。

     

    しかし、他の宮殿の者へは手を出さないように約束させました。

    すぐに頷いたセージに、グリニッジはもうひとつだけ注意をします。

    それは『他の王とは交わってはいけない』ということ。

     

    王同士が抱き合えば死が待っている、それがオーアの掟です。

    治める者がいなければ国は荒れます。

    先代の緑の王が身罷ってからそれほど経っていないでしょうが、西方はシェブロンのなかでも貧しい土地。

    民の為にも、またセージの為にも、過ちを犯させるわけにはいかないのでしょう。

     

    「もしもあなたが自ら死を選ぶのなら、私が相手を殺します」

    グリニッジの峻烈な忠誠を目の当たりにしたセージ。

    ですが、救いを求めるように 青の王が好きだと呟きます。

    そんなセージに、グリニッジは あなたを信じている、とだけ告げるのでした。

     

    民の反乱を収束しようと『神の力』を使うセージ。しかしその代償は……

    一夜が明けて、セージは街を見下ろせる丘でまだ頭を悩ませていました。

    自らの寂しさを埋めるためにグリニッジを緑の女にしてしまったことが、尾を引いています。

    そこへ、無邪気に抱きつくソーサラー。

    セージがソーサラーと街を眺めていると、もうもうと立ち上がる黒煙を目にします。

     

    火はあちこちから出ています。

    それがどうやら諸侯の屋敷ばかりであることを確認したセージは、ソーサラーにシアンへの言伝を頼んで走り出します。

     

    暴徒が通るであろう道を予想したセージは、うまく彼らと鉢合わせしますが、雰囲気は想像以上に険悪です。

    疫病の蔓延している西方。

    暴徒たちの狙いが、諸侯が買い占めている薬にあると睨んだセージは、シアンが来るまでの時間を稼ごうと話を続けます。

     

    兵を組織し、街を守っている諸侯がいなくなれば、他の領土から攻め入られてしまうこと。

    薬は緑の宮殿から来た医師が作り続けていて、いずれ街の診療所にも配られること。

    西方の民のために働いている視察団を襲うことの無益さをとうとうと説きますが、彼らは聞く耳を持ちません。

     

    仕方なく、セージは手袋を外して緑の王としての印『緑のティンクチャー』を見せます。

    怯む暴徒達に、自分を人質にとっても構わないから手を出さないで欲しいと訴えました。

    しかしそこへ、伝達に走らせたはずのソーサラーがやって来ます。

    ソーサラーはシアンへ伝言することなく、戻ってきてしまったのです。

     

    確かに、記憶が幼児の頃まで退行しているソーサラーに、理解できるような伝言ではなかったかも知れません。

    焦るセージですが、背後から殴られて地面へと倒れてしまいます。

    話をしただけではどうにもならないと判断したセージ。

    人を操ることのできる『声』を使うしかないと覚悟しました。

     

    ですが、暴徒は一人二人ではありません。

    もっと大きな力が必要と判断したセージは、神の血を引くソーサラーの指を噛むと、その血で自らの神の血を高めて大きな力を使います。

     

    すべてを忘れ、二度と反乱を企てるな、と

    大きな『声』に操られた民たちは、ぞろぞろと来た道を引き返します。

    しかし、あまりに大きな力を使った為、セージは意識を失ってしまうのでした。

     

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    ソーサラーのなかに眠っている『ヒソク』

    ヒソク

    と言う、青の王の声に気が付いたセージ。

    しかし、目も開けられなければ、体も動かすことができません。

    意識だけがある状態です。

     

    セージは寝台に寝かされており、そばにはソーサラーもいます。

    セージの状態を尋ねる青の王に、ソーサラーが説明しますが、その口調はいつもの子供っぽい話し方ではありませんでした。

     

    この力を使い続ければ、身体がもたず死を迎えてしまうことを伝えないといけない、、と

    心配そうにセージを覗き込むソーサラー。

     

    死なせるのが嫌ならそばで止めろ、だの、おまえの言うことなら、例え死ねという命令であっても従うはずだと、

    相変わらず、青の王は歯に衣を着せません。

    ソーサラーは、セージが動くたびに予知した未来が変わってしまうことを青の王に伝えます。

     

    青の王とソーサラーの会話を聞きながら、なぜ青の王以外には『ヒソク』と偽っている自分を、本名である『セージ』と呼ぶのか。

    また、雰囲気が違うことにも違和感を覚えるセージ。

     

    ソーサラーの口からは、予知した未来では、セージは青の王のことが好きだと言っていたこと。

    だから、セージが青の宮殿に行けばすべてがうまくいくと思っていたことが知らされます。

     

    セージの身を案じるソーサラーですが、青の王は、これまでのことは弟であるエールとの約束を果たすためのものであり、セージの未来まで背負うつもりはないと言います。

    そして、ソーサラーに向かって

    出来の悪い兄を持った報いとはいえ、さすがに同情する と言うのです。

     

    訝しんだセージですが、直後に

    生まれた時からずっと、ヒソクのことを守ってくれたセージは悪くない、と言う言葉を叫ぶソーサラーの言葉で確信します。

     

    ソーサラーの中にヒソクがいるのかか…?

    死んだはずの妹が、ソーサラーの中で生きていると知ったセージ。

    しかし、目覚めることはできないまま。

     

    セージに力を使わせるのがあと一度だけになるようにセージを守って欲しい、

    青の王にヒソクが懇願したところで、24話は終わってしまいました。。

     

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    『5人の王』24話の感想を熱く語る!


    えええええっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)

     

    と叫ばずにはいられませんでしたね。

    最初から最後までハラハラしっぱなしでした。

    衝撃的で目まぐるしい展開に、読者である私の思考と気持ちが追い付かない感じでした。

     

    そもそも、グリニッジとどうなるの!?という終わり方だった前話から、ずっとドキドキしていたのに……。

    24話早々に、グリニッジとセージが抱き合ってしまったことがわかり、セージと青の王が結ばれることを祈っている私としては大変にショックを受けました。。

     

    しかし、描かれたグリニッジの色っぽいこと…!

    『5人の王』は絵面がとても綺麗で素敵ですが、こういうダークな雰囲気であってもその美しさは失われないのですね。

    緑の羽のティンクチャーを胸に浮かべたグリニッジを見て、不覚にも胸が高鳴ってしまいました。

     

    そしてなんと言っても、ソーサラーの中にセージの妹であるヒソクがいたこと!

    これが本当に衝撃的で、ですが今まで不思議に思っていたことがすとんと腑に落ちるような感覚でした。

     

    黒の女であったソーサラーを青の王が引き取ったときは、彼女を不憫に思うセージを気遣ったのかと思いましたが、いまいち納得できませんでした。

    でも、すべてはヒソクの指示だったのですね。

     

    セージが最初に民に襲われたとき、絶妙のタイミングで青の王が助けに来たことも、ヒソクの予知があったからと思えば頷けます。

     

    気になったのは、力を使って倒れたセージを気遣いながらも、どこか以前より突き放した印象のある青の王の言葉です。

    彼は、心のどこかではセージのことが好きなのでは?と思っていたのですが……。

     

    ヒソクと青の王の会話は、まだ続くのでしょうか。

    それとも、セージの意識がここで途切れてしまうのか。

    どちらにせよ、これを知ったセージがそのままにしておくとは考えられません。

    次話、セージがどういう行動を取るのか、わくわくしますがハラハラもしますね。

    楽しみに、次を待ちたいと思います。

     

     

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