主人公の早乙女は薬害を起こしたと言われている藤谷製薬の社員。
会社は傾きかけた一致団結する為にと、社内レクレーションとして登山を行いました。
その夜から、魔猿と思われる生き物から襲撃を受け、40人いた社員が次第に減っていき、残りはついに7人。。
服の血等から長谷川の正体に気付き長谷川を撃退した安斎でしたが、その場の状況により信じてもらえず、早乙女達と争いとなり決別してしまいます。
果たして皆は無事に下山する事が出来るのでしょうか?
そして、犯人の目的は?
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目 次
モンキーピーク10巻のネタバレとあらすじ
安斎と氷室は同盟を組み、先の山道を進んでいきます。
(~ここで安斎の回想に~)
休憩中に安斎と話をしています。
氷室は同盟を組むことを安斎に提案します。
それに不思議がる安斎に向かって衝撃の発言をするのです。
「教えてやるよ、助かるサインを」
「俺は猿と手を組んだんだ」
以前、氷室が一人で山の逆の方向に進まされていた時、猿に脅され命令されたというのです。
氷室が信じられず提案に渋る安斎。
氷室は「猿も会社の人間も出し抜いて二人で生き残ろう」と不吉な笑顔で安斎に提案したのでした。
(~現在に戻る~)
その後、再び進んでいる最中、長谷川を殺さなかった事を不思議がる氷室。
氷室はその事を少し悔しがるも思い直し、
「俺達は第三勢力だ」
と笑って言いました。
一方、安斎達を全力で追いかける早乙女達でしたが、何処からか「ガンガン!」と言う物音が聞こえた後にハシゴが降ってきたのです!
梯子を必死で避ける早乙女達。
上から安斎達が顔を見せます。
落としたのは安斎達でした。
嬉しがる氷室に対し、安斎は何とも言えない複雑な顔をして去って行きます。
ハシゴを落とした場所は日本屈指の難所の為、愕然とする早乙女達。
しかし、猿に追いつかれない為に思い切って登り始めます。
疲れで握力が無くなってきている為、岩の割れ目に拳を握って引っかける
「エサ箱の猿」
の方法で、最後の力を振り絞って登って行くのでした。
先に行く安斎達でしたが、こちらも憔悴しきっています。
軽く休憩をしている安斎に「ばーか」と幻聴が聞こえました。
安斎は再び登り始めるも、昔のアメフト仲間の安斎をバカにする幻聴が聞こえ、
「うるさい!」
「私は正常だ、私は常に正しいのだ!」
と安斎は叫び必死に幻聴に刃向かいます。
その後も自分の行動を思い返し、自分を正当化している安斎に、なんと前方から拳銃を持った警察が現れました。
安斎達は喜ぶも、ハシゴを落とした所を見られており警察に銃を向けられます。
必死に弁解するも、殺された八木のリュックを持っているのが見つかり怪しまれ、安斎は悩みます。
そして早乙女達に恨まれて犯罪者にされてしまう可能性が頭をよぎり、以前アメフトのチームが負けた理由を自分のせいにされた回想が加わった時、突如安斎が暴挙に走ります。
安斎は警察隊にタックルをし、殴りかかり、投げ捨て警察隊を氷室と一緒に殺してしまいました。
そして、狂気の表情で一言。
「私は猿だ」
救助隊を死に追いやった安斎でしたが、まだ息の合った一人も崖から落としてしまいます。
「これも猿がやった事にすればいい」
と言う安斎。
安斎達は救助隊の食糧を食べながら、氷室に全てを猿の仕業にする計画を冷静に話しだします。
その中で、安斎は不利な証言をする早乙女達をも殺す計画を立てることに。
その為、救助隊から奪った拳銃を握って言い放った言葉は、
「長谷川に全ての罪を被せて殺す」
「他の連中も死ねば何も喋らん」
その安斎の顔は狂気に満ちていました。
一方早乙女達は、ハシゴを失い難所を素手で登っています。
最後の力を振り絞り一息つける所まで登ることに成功。
そこに居たのは安斎に落とされた救助隊でした。
そのトランシーバーからは本部からの通信が来ていました。
まずいと思った長谷川の顔を見て、急いでトランシーバーを取った佐藤。
何度も長谷川は替わろうとするも、「班長は私です」と言う佐藤はそのまま通信を続け、ついに警察に通信がつながりました。
救助をお願いする早乙女達でしたが、警察からは中々返事がきません。
そして、
「そこを動くな」
と言う警察からの通信が。
猿の仲間の可能性を疑われているも、やっと救助の連絡がつき喜ぶ早乙女達。
長谷川は猿から逃げるために進む提案をするも、佐藤は待つ決断をしました。
そこに林が
「皆さんに隠していたことがあるんです」「チョコレート」
と言って、チョコレートを皆に一個ずつ渡しました。
そして皆が口にするのをを見届けると
「良かった。毒入りのチョコ喜んでもらえて」
「私は猿の仲間です」
と林は衝撃のカミングアウトをしたのです。
早乙女達は冗談と信じようとしないでいると、長谷川も
「俺も猿の仲間だ」
「今まで信じてくれてありがとう」
と佐藤と並んで言い放ちました。
早乙女達は衝撃を受け唖然とします。
長谷川と林以外の4人のチョコには毒が入っており、4時間で早乙女達は死ぬと言う説明をする林。
早乙女は悔しさから、長谷川の首を掴み崖まで押し出していきますが、長谷川は全く動じず、
「計画が完遂したら喜んで殺されてやる」
「安斎と氷室だけは絶対に殺す」
と憎悪に溢れた表情で言いました。
そして2人の殺害を邪魔しない事を毒の種類を教える条件にして、長谷川と林は去って行きます。
早乙女達は次々と起こる衝撃の数々に、その場にうずくまったのでした。。
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警察隊に銃撃された際の臀部に残った銃弾を氷室にとってもらう安斎。
長谷川に罪を着せるため、場所を移動しようとします。
「もっといい場所を探す、決戦の場所をな」
と安斎は氷室に決意を固めた表情で言っています。
一方置いて行かれた早乙女達は、今後どうするか話し合っています。
佐藤は冷静に考え、毒の種類を教えてもらう為、
「私たちも上るしかないようね」
と早乙女と宮田に言い、3人は長谷川達を追いかけて行きます。
長谷川たちは途中で止まって待っており、
「これで良かったんですよね」
と言う林に
「ああ、これでいい 予想通りだ」
と返します。
そして早乙女達が追いついたところで
「さあ行こうか」
とまた一緒に進んでいきました。
進む途中、ついに長谷川が犯行の動機を言い始めます。
それはやはり薬害被害でした。
無罪だったと思っていて、戸惑う宮田に
「知ってたのよ、私の弟たちはそのせいで」
と憎しみを込めた顔で言う林。
そこで先を登っている安斎達を見つけ、
「奴だけは絶対許さん」
と長谷川と林はにらんだのです。
裁判では「薬で副作用が出るのは分からなかった」と言う判決でした。
しかし、証拠はないが、前社長が飲みに行った際、安斎が証拠を全て消したと語ったのです。
その為、猿の伝説を利用し復讐を計画するに至ったのでした。
早乙女が猿の事を聞くと
「私の計画ではあれを使う予定はなかった」
との事。
更に刀の男が『トオル』と言う暴力を好む男を途中で追加編入したそうですが、トオルは暴走し無差別に殺人を犯した犯人でした。
話しながら、5人は安斎の近くまで来ました。
しかし、安斎達は一つ崖の上のため姿は見えず上からは『ガンガンガン』と不気味な音が響いています。
待ち伏せを警戒し、長谷川が先行し鎖を登って行くと、突如どこからか鎖で攻撃してきます。
(上っている鎖と同じ種類の鎖です)
長谷川はにらみつけると
「ずいぶん遅かったじゃないか」
「待ちくたびれたよ」
と安斎が鎖を持ち狂気の顔で立ち塞がりました!
長谷川は安斎をにらみつけるも、鎖を持っている為、反撃が出来ません。
安斎の度重なる鎖攻撃で、ダメージを受け落ちそうになりました。
不利な場所で戦っている上に、更に氷室の投石攻撃も続きます。
早乙女は殺人者の長谷川を助けるか悩むも、見殺しにできないと助けに行きます。
しかしその途中、安斎の鎖攻撃に早乙女はバランスを崩し、落下してしまいました。
そこに宮田が身を呈して、捕まえ引っ張り助け出しました!
「無茶しやがって」
と言う早乙女に、助けられたその事を喜ぶ宮田。
宮田は
「お前は立派な男だ」
と早乙女を褒め称えます。
そして、この後どうしようか立ち上がった時に、宮田の頭に氷室の投石が命中。
崖から落ちようとした宮田にすかさず手を差し伸べる早乙女でしたが、ぎりぎりで手が届かず宮田は谷底へ落ちて行きました。。
呆然とする早乙女は、崖下を覗き込み宮田を探します。
そして涙を流し
「宮田ぁあああ」
と言う、慟哭の叫びのみが響き渡ったのでした。。
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モンキーピーク10巻でついに明かされた謎の数々!
今回で驚くほどの様々な謎が解かれました。
それらをまとめてみたいと思います!
犯行の動機は薬害事件
犯人の動機は前より言われていた薬害事件が原因でした。
会社ぐるみで、その原因を隠ぺいしたための報復的な犯行との事です。
無差別ではなく殺害ターゲットは決まっている
最後のターゲットが氷室と安斎のため、隠ぺいに加担したメンバーがターゲットの様に感じます。
もしかすると、開発した原因である研究職もターゲットだったかもしれません。
刀男はトオル、猿には特別な猿がいる
長谷川の可能性のあった刀男はトオルと言う名前で、長谷川曰く暴走しているとの事。
無差別に殺している大半はこの男の仕業の様です。
またまだ謎が多いですが、長谷川が『あれ』と言うような特別な猿がいます。
犯人は薬害被害者家族で少人数
犯行グループはトオル等の一部を除いて、薬害被害者の家族が犯行グループの様です。
首謀者は長谷川です。
後は内部では林。
猿の格好で数人(判明しているのは水口さなえ)。
撃退されて、人数が減ってきたためトオルと特別な猿を追加しています。
また少人数のため猿の伝説を利用しています。
モンキーピーク10巻のここが面白い
この後がどうなるのか予想が出来ない所が面白い
今回、安斎が暴走してしまいました。
どんな理由でも、助けに来た警察隊を殺してしまうのは信じられません。
今後どうなっていくのでしょう?
2.自分の身に起こるかも?とのリアル感が面白い
一週間も過酷な生活をして、皆はもう限界です。
皆がフラフラの中、「エサ箱の猿」を思いついく早乙女や、幻聴が聞こえ葛藤の末に暴走してしまう安斎はもしかしたら、自分の身で起こるかもしれないと思わせる雰囲気があります。
リアルな展開に非常にドキドキします。
魔猿や犯人の正体と目的を考えると面白い
今回で魔猿は出てきませんでしたが、安斎は「俺は猿だ」と全く理解できない考えをしてしまっています。
もしかすると、山に人を魔猿にしてしまう魔力があるのかもしれません。
また、警察が限りなく迫っている状況で犯人達は何を狙っているのか?
考えるときりがありません。
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モンキーピーク10巻の感想と考察
今まで自分なりの正義を貫いていた安斎が、暴走してしまったのが驚きですが、氷室の裏切りの発覚は特に驚きは有りません。
猿の本当の仲間ではないでしょうが、所々不吉な顔をしていて本当に嫌悪を感じました。
恐らく自分が助かる事だけを考えているのでしょうね。
今後は安斎達を早乙女達が追いかける展開だと思いますが、猿の仲間や警察がいつ現れるのか分からない展開なので、果たしてどうなっていくのでしょう?
犯人の仲間である長谷川の思惑も分からない中、本当に目が離せません。
状況は敵味方がいつの間にか入れ替わってしまってよく分からない状況ですが、謎はもうほとんど解けてきました。
結局薬害が原因で犯人グループが無差別殺人に見えたのも、暴走したトオルの仕業でした。
更に長谷川に『あれ』と言わせる猿(人間?)も説明され、不可解に見えた色々な事が一本の線で繋がりました。
一方最後で宮田が崖から落ちました。
まだ死体は出ていませんが、崖下を覗き込んだ早乙女が泣き叫んでいるのでかなり絶望的な状況でしょう。
登場人物も生き残っているのは早乙女・佐藤・林・長谷川・安斎・氷室・トオル・猿?の8名だと思われる現在。
ついに話もクライマックスに近づいてきました。
物語の最後にはどんな真実が待ちうけているのか?!
そして、誰が生き残る事が出来るのか?!
続きが楽しみでしょうがありません。