【あひるの空】612話のネタバレと感想!勝てるポイントは必ずある!?

    あひるの空 ネタバレと感想

    2019年1月30日発売の週刊少年マガジン9号の『あひるの空』612話!

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    前回までの『あひるの空』

    投入されたばかりの不破に、あっけなくゴールを許してしまったクズ校。
    その後ボールを手にした千秋でしたが、白石のDFをかわせずにスティールを許します。
    すかさずカバーに入る百春。
    しかし白石から鷹山へ、呆気なくパスが通ってしまいました。

    3Pラインの後ろからシュートを放つ鷹山。
    空は防ぐことが出来ず、ボールはリングの中へ吸い込まれて行きました。

    またもや点差が開いたかと思われましたが、タイムアップ後のシュートだった為に3Pはノーカウントに。
    助けられたクズ校でしたが、それでも点差は21点。

    圧倒的な力をまえに、この状況を打破することが出来るのか。
    というハラハラなところで次話へと続いていました。

     

     
    目 次

    あひるの空 612話のネタバレ

    不利な状況に見えるだけ?

    「遅ぇよ。時計見てなかったのか」
    「もし1ゴール差で負けたらオマエのせいだな」

    せっかく3Pを成功させるも、時間切れによりノーカウントとなってしまった鷹山。
    そこへ白石から厳しい言葉が浴びせられます。
    苦い顔の鷹山は、反論できずに白石の背中を見ていました。

    一方、会場ではクズ校と横浜大栄の大きな点差に、落胆の声が。
    「結構、戦えると思ったのにな」
    「やっぱり全国区じゃなかったってことか」
    早くもクズ校の負けを予感した言葉がちらほらと出てきます。

    二階では、土足を注意されて腹を立てる北住吉の蒲地太郎の姿も。
    「案の定――ってか。」
    大きく開いた点差を見て、
    「オマエラにこの舞台はまだ早かったな」
    と不満気な様子です。
    スコアボートに表示されたクズ校の4点が「〝死〟に見える」と、彼もまたクズ校の敗北を予想しました。

    視点はコートに移り、やや納得のいかない様子の八熊の顔が描かれています。
    フリーになっていた八熊ではなく、鷹山へパスを通した白石に、
    「21点差ついてんのに、無理矢理3P狙う必要あったのかよ」
    と疑問をぶつけます。
    それは私も思ったぞ……。

    すると、
    「イケると思ったからパス出したんだよ」
    「決めれなかったのは、アイツがヘタだからだ」
    と白石の冷静な返答。

    つまり、白石にとっては確実にとれるはずだった3Pだったということですね。
    それは無理でもなんでもなく、ノーカウントになってしまったのは鷹山の責任だと。

    白石はこうも続けます。

    「オマエの方が確実なら、最初からそうしたよ」
    これに八熊は、その言葉にある白石の真意を知ります。
    白石は、あのまま八熊にパスを出していれば、茂吉に止められただろうと思っていたんですね。
    おお、そういうことか!
    白石はよく周りが見えているんですね。

    そしてその鷹山に、空が声を掛けます。
    「思ったほどじゃなくて良かった」と。
    鷹山はやや驚いた表情です。

    空の成長があまり感じられなかったからでしょう、鷹山は空に対してがっかりしていたところです。
    そこへ空のこの言葉。
    なかなか不遜ですね。

    「今のは負け惜しみ?」
    空の言葉が聞こえていた茂吉が、空に訊ねます。
    この21点の差を絶望的だとは思わないのかと。

    「まったく思わないね。むしろ燃える

    空のふてぶてしい表情を、茂吉は頼もしく感じたでしょう。
    トビと同様に、意気消沈するのではなく闘志を燃やす空。
    読者も大変期待しております!

     

    「勝てるポイントになる」の意味は?

    さて、ここでナレーションが入ります。
    クズ校のシュート本数8、ゴール数2。
    2ゴールともに茂吉、アシストはトビと千秋。

    「この数字は絶望か。はたまた〝希望〟か」

    出場しているメンバーすべてがその能力を発揮している横浜大栄。
    対して、クズ校はどうにか2得点。
    それも、3人だけが機能している状態です。
    誰が見ても、不利な状況でしょう。

    しかし、車谷監督はどっしりと構えています。
    インターバル中、
    「特に言うことはない」
    と言い放ち、メンバーは皆しょっぱい顔です。

    「いや、なんかあるでしょ」
    というミチロウに、何も不利な状況じゃないと言います。

    車谷監督が言うには、個々の技量に点差ほどの能力差はないのだそう。
    ほ、本当に……?

    「勝てるポイントは必ずある」
    そう言って、車谷監督はトビへ訊ねます。
    「健二、7番は抜けないか?」

    横浜大栄の7番といえば横山ですね。
    彼は不破と交代してコートには出ていませんが、監督は横山がまた戻されると予想しているのでしょうか。
    横山はシューターとして酒巻監督からの信頼も厚い選手ですから、当然そうでしょう。

    その横山を抜けるかと聞かれ、トビは「ヨユーじゃ」と答えます。
    車谷監督「だよな。オマエはまだ本気出してないだけだ」
    この二人のやりとりに、ベンチメンバーはぽかーんとしています。

    いやだって、現実にぽんぽん得点入れられている状態なわけでして。
    本当か?と疑いたくなりますよね。
    わかる、わかる。

    とにかく、車谷監督はトビに本気を出すように伝えます。
    本気を出して、「なるべく長い時間、不破をひっぱり出せ」と。
    そこが勝利へのポイントになると言いますが、どういうことでしょう。

    不破の突出したスキルは素晴らしいものですが、彼がコートに長くいることが、横浜大栄の弱点になるということのようですが……。
    ここは、今後の経過を見守っていくことにしましょう。

    そして、監督は空へ声を掛けます。
    「オマエなら、5分で15点は返せるな?」

    こ、これは難しい。
    それでは毎分3Pを成功させる必要があります。
    親子だからこそ、空の力を信じてこのような厳しい指示が飛ぶのでしょうね。
    空も「ハイ」としっかりした返事を返します。

    対して、横浜大栄でも明確な指示は出されないまま。
    クズ校がDFを変えてくるようなら対処を考えるが、それはないと酒巻監督。
    最後までマンツーマンのDFで、点とり合戦になると睨みます。

    マンツーマンでなら個々の能力差はそれほど開いていないと予想するクズ校の戦略は、この横浜大栄にどう作用するのか。
    というところで第二ピリオド突入となりました。

     

     

    あひるの空612話の感想と考察

    最後までマンツーマンと予想した酒巻監督。
    そして、個々に点差程の能力差はないと言い切った車谷監督。
    これが吉と出るか凶と出るかですが、もちろんあひるの空ファンとして吉と出てもらいたい!

    とにかく、クズ校の得点源であるトビと空の活躍を期待したいですね。
    鍵となるのが不破のようですが、不破と他メンバーの不協和音も影響して来るのかも知れません。

    トビと不破、空と鷹山、百春と八熊、千秋と白石。
    いずれもマンツーでは横浜大栄にしてやられている状態です。
    これをどう攻略していくのか。

    千秋とトビのアシストにより、茂吉だけが2得点を得ているのはなぜか、も考える必要がありそうです。
    身長のある八熊を百春に抑えさせ、中では茂吉が得点を上げる。
    不破をトビが引きつけて、外からは空の3Pで揺さぶりをかける。

    こうなってくると面白いですが、横浜大栄は難敵。
    そう上手くはいかないでしょうね。

    とはいえ!

    次号はあひるの空がCカラーです。

    クズ校の見せ場が来ると思っていいでしょう。
    大いに期待して、次号を待ちたいと思います。

     

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